Cinderellaのレコード

Cinderella


Cinderella と言うと、ワタクシ的には、80年代のハードロックシーンを引率した代表的なバンドのひとつ。

そのCinderellaのメンバーで、ギタリストの Jeff LaBar と キーボーディストの Gary Corbett の二人が、2021年7月14日、同日に亡くなった。

Twitterで、LOUDNESSの高崎さんが、彼らとツアーしていた頃の思い出と一緒に、Jeffの訃報をつぶやいているのを見て知りました。

LOUDNESSが全米をツアーしていた時、CinderellaとPoisonが前座を務めていて、そのツアーを観た、伊藤正則氏曰く、「LOUDNESSをステージ袖で観ていたら、背後でカメラを撮っている奴がいて、振り返ると、Jeffで、「マサぁ~、俺、晃の大ファンなんだよ」って高崎さんを撮ってたんだよね」なんて思い出話も、先日のPRTで話されていました。

その後、Cinderellaの1st NIGHT SONGSが大ヒット、Cinderellaがメインのツアーに変更されたのは有名な話ですね。


ワタクシとCinderellaの出会い…。


ワタクシがCinderellaを知った経緯を。

80年代中期、中学生だった多感な時期に、HR/HMと言う音楽の洗礼を受け、どうしたら、あんな風になれるのかと、日々悶々としていた平和な時代です。

当時、MTVが全盛だったこともあり、HR/HMに限らず、様々なジャンルのPVが作られており、ベストヒットUSAなどの番組も当時は大人気でした。

Cinderellaを知ったのは、TVKの金曜深夜にPVをずっと流している番組(確かSONY MUSIC TVだったかな)があって、毎週録画して、色んなバンドを知ることが出来ました。

不定期で、HR/HM特集とかもあり、その日は全部HR/HM。

更に、○○(アーティスト)特集もあったなぁ。

その中で、CinderellaのShake MeのPVを観て、好きになったと記憶している。

多分…。

ではその、Shake Meどうぞ。


当時のHR/HM界隈ではやたらとギター、ベースを回す回す。

ドラムセット回すドラマーもいましたねぇ。

若いって素晴らしい!!

これ観て、Shake Meが収録されている、1stアルバム、NIGHT SONGS を購入したのだと思う。

今聴いても、カッコ良いアルバムですね。

続く、2ndアルバム、LONG COLD WINTER、では1stより‟ブルージー”な仕上がりに、正直、当時のワタクシにはピンと来なかったのが正直なところです。若さゆえですね…。

今聴くといい曲たくさんあって好きなアルバムです。

3rdアルバム、HEARTBREAK STATION の頃になると、Cinderellaはあまり聞いておりませんでした…。

この頃になると、数年前に現れた、GUNS N’ ROSES の波に吞まれまくりでして…。

そうこうしているうちに、90年代に入ると、70年代のROCKやBLUSEなどを漁る様になり、HR/HMと言うジャンルから離脱してしまいました。

当然、このCinderellaともおさらばです。


多感な時期に聴いた音楽は血肉になっているのだ


しかし、15年くらい前から、再び、HR/HM熱が沸々と湧き、10代の頃に聴いていたバンドを聞き返したり、当時、聴いていなかったバンドを漁ってみたり、LIVEに行ったりしており、多感な時期に受けた影響と言うのは凄いなぁと思います。

当然、Cinderellaも聴き直したのですが、時を経た今、様々な音楽を聴いてきたからでしょうか、当時ピンと来なった2ndアルバムの良さが今ではヒシヒシと伝わり、更に、3rdアルバムが自分好みで、当時好きだった1stよりも、この2枚の方が良いアルバムだなと思いました。

3rdアルバムの中で好きな曲を。



スタジオアルバムを4枚出して、95年頃に解散、その後、再結成して2014年頃まで活動していた様ですが、現在まで活動休止状態だったようです。

そんな中、突如として出た訃報に、すこしショックを受けたのは言うまでもありません。

再び活動したらぜひ、来日して欲しいと願っていたし、長いキャリアの中でこれから作るアルバムがあるとすれば、どの様なスタイルなのか、とても興味ありました。

最後に、Jeffは日系人という事もあって、なにか親しみやすい印象を受けたのはワタクシだけではないと思います。

そして、Cinderellaというバンドを好きと言う理由の1つに、彼の存在があったのかもしれません。

あの優しい笑顔でギター弾いてる姿を間近で観たかったなぁと、つくづく思います。

2人とも、どうか、安らかに。